Cabot Communications wins ‘Best HDTV Technology’ Cable and Satellite Award at IBC 2010- Japanese translation

Sep 10, 2010

今回受賞の対象となったのは、CabotのDVB-T2 Freeview HD受信機向けミドルウェア・ソリューション「Hyperion」です。Hyperionは、最新の変調技術と符号化技術を駆使して地上波周波数帯を最大限に有効利用し、HDオーディオやビデオ、データのサービス、およびIP接続のリターン・チャネルを含めたインタラクティブなHD-MHEGを提供します。HyperionはDVB-T2の機能を最大限に活用し、従来のDVB-Tと同じ帯域幅と品質ではるかに多くのHDコンテンツを配信するとともに、UHF無線周波数帯もよりいっそうの有効利用を実現します。

 

Cabot Communicationsのマネージング・ディレクターであるボブ・ラム氏は次のように述べています。「Hyperionは主に当社の既存ソリューションを基盤として、英国全土におけるDVB-T2インフラストラクチャの展開によって実現した容量と帯域幅を活用するものです。その結果、基盤となる新しい伝送技術を利用してサービスを提供し、MPEG-4の強化された符号化機能を最大限に活用して、一連の次世代HDサービスとこれまで無料放送受信機では達成できなかったユーザーエクスペリエンスの提供を実現します」

 

Cabotは、Freeview、BBC、DTG Testing Ltd.とともにFreeview HDシステム仕様(D-Book v6.1)の最終策定に参加し、この新技術の試験やテストに対して多大な情報提供と支援を行いました。また、CabotのソリューションはBBCのDVB-T2フィールド・テストに使用されたプロトタイプ受信機をサポートし、CabotのDVB-T2実装を使用したプロトタイプ受信機が英国各地のFreeview HD対象地域内のオフィスや住宅に設置されました。試験の結果が良好であったことから、CabotのDVB-T2ソリューションは、世界中でいち早くFreeview HD認定を受けたソリューションの1つとして本稼動を開始しています。

 

ラム氏はさらに次のように述べています。「この最先端のソリューションを開発するにあたり、Cabotは英国全土における、多くが未開拓であった無料放送HDサービスの需要を満たすミドルウェア・ソリューションを生み出しただけでなく、業界全体におけるこの新技術の発展に大いに貢献しました。この取り組みとその結果生まれた技術は、メーカー各社および英国の放送業界全体にとって大いに利益をもたらすものとなるでしょう。それこそがCabotが達成を強く願うものです。この取り組みの結果が、Cable and Satellite Awardでの受賞につながったことを大変嬉しく思います」